【お金に困らない生活をしたければすべて実践あるのみ】
ジョージ・S・クレイソンがかつて栄えたバビロニア王国が経済的に裕福だった理由を推測し書いた経済的寓話。
結果として日本だけでも200万部を超える売り上げをあげ、100年近くも愛読され続けている。
誰しもが気軽にでき、理解しやすいが取り組んでいないであろう教えの詰まった一冊。
書籍紹介
バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか/グスコ-出版/ジョ-ジ・S.クレイソン | ||||
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漫画バビロン大富豪の教え The Richest Man In Babyro/文響社/ジョージ・S・クレイソン | ||||
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皆さんには自分なりの貯金術や節約術などお金に困らないための知恵はありますか?
それはどれくらい持続可能でしょうか?
本書は100年以上も愛読され、お金持ちになるための7つの教えをが書かれています。
紀元前18世紀~紀元前4世紀に強国として栄えてきたバビロニア王国がなぜ栄えていたのかという疑問から作られた経済的寓話です。
バビロニアは資源が少ないが交易と金融が発達しているため、金融システムが現代のように確立していたことが発展の理由の一つとしてあるそうです。
あくまで予想による法則ですが、100年たった今でも役立つ教えであることから大ヒットしています。
物語はバンシルという貧しい職人の息子とアルカドという大富豪の2人が生活の中でお金持ちになるための教えをアルカドが説いていきます。
バビロン大富豪の7つの教え
実際にバンシルがアルカドから授かった7つの教えを紹介していきます。
1.収入の1割を貯金せよ
収入-支出=貯金
多くの人が収入と支出、貯金に対してこのような計算式になっていると思います。
しかし、バビロンの大富豪の教えではこのような計算式になります。
収入-貯金=支出
いわゆる先取り貯金です。収入を手にした時点で給与の1割を別の口座に移し、なかったものとして残った給与で支出のやりくりをします。
バビロンの大富豪ではまず、まとまったお金を貯めることが第一優先としています。
このお金をもとに他の教えが生きていくのです。
2.欲望に優先順位をつける
先取り貯金をした後は次に貯金以外の9割の収入で暮らさなくてはいけません。
しかし、人の物欲は際限なく、収入が上がれば使える金額も増えるため必然的に支出も増えてしまします。
このことをパーキンソンの法則と呼びます。
しかし、バビロンでは欲望に優先順位をつけることで支出を増やさないようにしています。
何かを購入したい衝動に駆られたとき
ほんとに必要なものなのか…
他の物で代用できないのか…
などを考え
必ず必要なもの>必要なもの>あったらうれしいもの>あってもなくてもいいもの>必要ないもの
とこのように優先順位をつけて支出を抑えることが必要です。
3.貯めたお金を働かせよ
1の教えで貯めた貯金をただ銀行に預けておくのはもったいないです。
日本の銀行の金利は0.001%と全く増えることはありません。
例えば100万円を口座に預けていた場合1年間で増える利息の額は1000円です。
これではせっかく貯めたお金も大富豪になれるような額には届きません。
そこでバビロンの大富豪ではこの貯めた貯金を働かせよと説いています。
働かせるということは株式投資などでお金がお金を生む状態を作ることが大事です。
現在日本ではNISAやiDeCoなどの非課税投資があります。
そうした投資を行うことでお金が働き、お金を生んでくれるのです。
4.危険や敵から金を守れ
お金を働かせるために注意しなければならないことがあります。
それは、詐欺などの皆さんからお金を奪っていく人達から守ることです。
最近はある程度だまされる人が減ったと思いますが、自動売買ツールや未公開の仮想通貨などがあったと思います。
確実に儲けることができる…
初期費用なんてすぐ回収できる…
などの甘い言葉に誘われてだまされてしまう方も少なくなかったと思います。
しかし、そんなおいしい儲け話があるならみんなやってると思いますし、なんなら独り占めしたいはずです。
独り占めすれば大儲けできると思いますので…
こうした皆さんを騙しお金を奪っていく人たちからお金を守ることがバビロンの大富豪は必要であるとしそのための知識を身につけることが大事としています。
5.より良き家に住め
よりいい家に住むことでお金持ちの振る舞いをしろというわけではありません。
いい家に住むことのメリットは2つあります。
- 安全性を確保できる
- 心の豊かさが手に入る
地価の高い地域や高いマンションは治安の地域であることが多いです。
面倒な隣人トラブルに巻き込まれないためにもより良い家に住むことが大富豪になるための教えです。
しかし、背伸びをしすぎた家賃などはお金を失うことにもつながるため、収入の3分の1程度にすることがお勧めとされています。
6.未来の生活に備えよ
5つの教えをもとに未来の生活に備える必要があります。
未来の生活に備えるので重要なのは生活防衛資金です。
生活防衛資金は万が一職を失ったり、働けなくなったりした場合に必要最低限の生活をするための資金のことです。
基本的に生活防衛資金は1ヵ月にかかる生活費の3~6ヵ月分を蓄えておくことが目安とされています。
何が起こるかわからない未来に備え、何が起きてもいいようにしておくことが大事になります。
7.自分という最大の資本
最後の教えは自分という資本を大切にすることです。
節約術などに躍起になり、切り詰めた生活をしてしまうことはお金が貯まる代わりに身体を壊してしまうことにつながりかねません。
また、自己投資をして自分の能力を高めたり、新たな才能を発掘したりと資本を育て上げることが大切です。
まとめ
バビロンの大富豪の7つの教えは手軽にできるものから大切なマインドまで当たり前のように見えて重要なものが多いです。
100年以上も愛読されている「バビロン大富豪の教え」を手に取り大富豪の道を切り開いてください
漫画バビロン大富豪の教え The Richest Man In Babyro/文響社/ジョージ・S・クレイソン | ||||
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