「神漫画のストーリーで学ぶMBA入門」ビジネスで使えること6選

書籍

本書はMBA(経営学修士)の基本を漫画の1シーンから学ぶことができる一冊。

ビジネスをの基礎力をつけたいけど何したらいいかわからない人や難しいことは分からない人向けに誰もが知っているような漫画の中から例を含めて説明しています。

書籍の紹介

神マンガのストーリーで学ぶMBA入門/かんき出版/上野豪
by カエレバ

皆さんはビジネススキルをしっかり人から教わったり、勉強をしたりしたことはありますか?

何となくでしかビジネススキルを教えられる人は多いはずです。

本書ではMBAの入門として漫画の中からビジネスの定石を学ぶことができます。

著書:DRONE PILOT AGENCY株式会社代表取締役でMBAマンガアナリストの上野豪(うえのつよし)さん
週刊ヤングジャンプ連載のビジネスマンが「スタンドUPスタート」の協力も手掛けています。

MBAとはMastar of Business Administrationの略称で日本では経営学修士と呼ばれています。
経営学の大学院の修士課程を修了すると授与される学位となります。

MBAは会社経営やビジネスにおける組織、行動、リーダーシップなどを習得するための科目となります。

本書では
①志そのもの
②志の大切さ
③価値観
④情報
⑤手法
⑥活力

この6つを漫画から得られる効果や影響として分類し、厳選して書き記しています。

元となるマンガは
ロジカルシンキング×「名探偵コナン」
マーケティング×「ワールドトリガー」
人材マネジメント戦略×「HUNTER×HUNTER」
リーダーシップ×GIANT KILLING」
ボスマネジメント×「宇宙兄弟」
アカウンティング×「神のみぞ知るセカイ」
ファイナンス×「Ⅾr.STONE」
経営戦略×「ハイキュー‼」
志×「ONE PIECE」

本書を読むことでマンガの側面からビジネスを学ぶことができるだけでなく新たなビジネススキルも身につけることができる志向の一冊です。

MBAの入門スキル6選

MBAの入門スキルの大きな題材からそれぞれ1つずつ計9つ紹介していきたいと思います。

イシューの特定

イシュー(issue)とは、問題、課題、論点などのいわゆる結論を出すべき問題です。

ビジネスにおいて考えなければいけない本質を間違ってしまっては時間のロスや経済的な損失にもつながります。

よくあることなのですが、目の前にある情報の中から考えやすいことをイシューにしてしまうと真のイシューの正確性が危うくなってしまいます。

そのため、目の前に起こった成り立ちを明らかにしイシューを特定していかなくてはいけません。

イシューの特定する力を身につけるためには、自分が考えるべきことは何か?真のイシューとは何か?意識を持つことが大切です。

商品価値をいかに伝えるか?

どんなに画期的な商品や素晴らしいサービスでも相手に伝わらなければ意味はありません。

商品の価値は4つの重要な要素で支えられています。
・製品(Product)
・価格(Price)
・販路(Place)
・コミュニケーション(Promotion)

この4つの要素をいかに高めることができるかが商品価値の大部分を占めています。

その中でもコミュニケーションの部分では顧客に対してどうなってほしいかが商品価値を伝えるうえで重要のものになります。

皆さんが日々扱っている商品の4つの要素を確認することで更なる商品価値を上げることができるようになると思います。

人材マネジメント戦略

人材マネジメント戦略とは、経営戦略の実現のために個々の能力を最大限に活かすために人材の配置をすることです。

自分自身の強みが何か理解すること、相手の強みを把握することが人材配置の基本となります。

企業が求める人材像を軸に採用するのもこの人材マネジメント戦略があるからです。

自分の強みを把握する方法はこのストレングス・ファインダーというテストから把握することができます。

さあ、才能に目覚めよう新版 ストレングス・ファインダー2.0/日経BPM(日本経済新聞出版本部)/トム・ラス
by カエレバ

2つのリーダーシップ

リーダーシップには2つの型があります。

一つは、部下やメンバーに対して期待すること、やってほしいことを具体的に提示し、達成方法を具体的に指示する指示型リーダーシップ。

もう一つは、相互信頼をもとにメンバーのアイディアを尊重し、相手に決断させる支援型リーダーシップです。

どちらにもメリットとデメリットがあります。

指示型は具体的に指示できることや緊急性が高い時に有効だが、メンバーの自立性を促すことができないデメリットがあります。

支援型は自立性や能力の高いメンバーに対して有効だが、相手に任せるため自分のイメージ通りにならないことが少々あることがデメリットとなります。

上司、部下や同僚との協力関係を築くために

上司、部下や同僚に協力して動いてもらうためには3つのパワーを意識するとスムーズに協力することができます。

一つは、ポジションパワーです。
これはある一定の役職や職位での決定権を利用した力です。

上司が部下に対して与える強制力や正当権力が該当します。

仮に自分が部下の場合はポジションパワーを持つ上司との関係性を深めることが重要です。
深める方法としては結果を示し能力を見せつけることで相手の要望に応えることができることを示していく必要があります。

二つ目は、パーソナルパワーです。
これはその人自身の能力や素質のことを指します。

そして専門力、同一化力、カリスマ性の三つに分けることができます。

専門力はその名の通り専門的な技術、スキルです。
同一化力は憧れる存在や尊敬する人になりたいと思われる(思う)ことです。
カリスマ性は同一化力が極端に高くなり、神聖視されている状態です。

自分の中のパーソナルパワーを発揮する(習得する)ことで協力的に動いてもらうことができます。

最後はリレーショナルパワーです。
これはコネクションを利用して資源のある人の力を借りることです。

自分の持つ人脈を使うことで他の人との協力を得られるということです。

しかし、リレーショナルパワーは簡単には手に入りません。自らのパーソナルパワーの価値を提供してこそ関係性を築くことができ、人脈へとつながっていきます。

ビジネスにおいて志を持つことは成功への軸となるものです。

志とは、自分の生きる道しるべであり、主軸となるものです。

この志がなくてはただ日々を過ごすだけとなってしまいます。

志は大きなものでなければいけないことはありません。

身近なものから考えてみましょう。

好きなもの、時間を使いたいもの、こうした問いかけの中に志があり、進むべき道があるかもしれません。

まとめ

MBAは経営者を目指す人が学習していくものですが、ビジネスを行う人すべての人に知っておくべきことがあると思います。

興味があるかたは是非読んでみてください。

神マンガのストーリーで学ぶMBA入門/かんき出版/上野豪
by カエレバ

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