【自分はどういった生き方をすべきか】
吉野源三郎氏が人間としてのより良い生き方を題材に80年読み継がれる不朽の名作。
自分の生き方について再考できる一冊
書籍紹介
日常生活の何気ない出来事で
自分の生き方、人生における悩みを深く考え掘り下げたことがありますか?
本書は、何気ない日常生活から人間の本質や悩みにおける考え方、生き方の指と向き合う必要性やその能力を養うことができる一冊です。
この物語は一人の中学生(コぺル君)と叔父さんがコペル君の日常から発見する考え方や悩みを叔父さんとともに解決していきます。
発見していくことは一見小さなことやほとんどの人にとってはどうでもいいようなことだがコペル君にとっては生き方を大きく変えるような発見をしていきます。
コペル君という名前も地動説を唱えたコペルニクスから名づけられています。
コペルニクスと同じくらいの発見をしたと思いおじさんがコペル君と名付けました。
コペル君自体も周りの人にどれだけ間違っていると言われても自分の考えを信じ抜ける立派な人間になりたいと思い、学生生活を過ごしていきます。
この本書を読むことでコペル君的人生の生き方を学ぶことができると思います。
本書は小説版と漫画版の2種類あり、どちらも読みやすくなっています。
君たちはどう生きるか/マガジンハウス/吉野源三郎 | ||||
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コペル的人生の生き方3選
本書でコペル君が発見する人生の生き方を3つ紹介していきます。
人間は世界の1つの分子
コペル君自身が街の風景を見て感じたことです。
世の中を作っているのはたった一人の人間ということではなく、みんなが集まって世の中を作り流れています。
そして、その中にコペル君自身や叔父さんも存在しています。
過去に天動説という地球を中心に星や太陽、惑星が回っているという目で見たままの説を信じていました。
この説はいわば自分中心の考え方です。
多くの人が物事を自分中心的に見てしまうことがあります。
そして、この考え方が抜けきっている人は稀でさらに自分の損得になると顕著に現れます。
天動説的な自分中心の考え方ではなく地動説的な世界の一分子の考え方を持つことだ大切です。
周りに流されず正しいと思う事の行動を
上記で述べたように人間は世界の1つの分子であることで自己中心的な考え方から抜け出せることがあります。
しかし、この分子の考え方には危うい点があります。
それは、周りに流されることです。
仮にみんなが間違った方向に向かってしまっている場合、全員で流されてしまっては悪いことにしかなりません。
そこで必要なのはコペルニクス的考え方の自分が正しいと思ったことを信じ抜けるような意思を持つことが重要です。
自分が正しいと思ったことは誤魔化さずに行動を移すことが大切です。
過ちとの向き合い方
全員誰しもが過ちを起こしてしまいます。
あの時こうしていれば…
あれがなければ…
など過ちに対して後悔があると思います。
特に人間関係での過ちは後悔が大きいと思います。
コペル君自身友達と約束したことを破ってしまい、友達と疎遠になってしまいます。
その時コペル君は友達が許してくれるかどうかばかりを考えてしまいます。
しかし、叔父さんは友達が許してくれるかどうかや自分のしてしまったことを思い返すことが大切ではないといいます。
そこで提案するのは考えることをやめることをコペル君に提案します。
そして考えないことで今自分自身がしなければならないことをするように言います。
コペル君自身がしなければならないことは許されるかを考えるのではなく、友達に謝ることでした。
過ちを犯してしまった場合は自分のすべきことを全うすることが大切です。
まとめ
コペル君的人生の生き方は
- 世界の1つの分子として自分中心の考え方をやめる
- 周りに流されず正しいと思う事を行動に移すこと
- 過ちに対して考えるのではなくしなくてはならないことを全うする
コペル君的生き方を参考するためにもぜひ一読していただきたい。
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