変化と聞いて何を思いますか?
学生から社会人への変化、変わらない日々からコロナ渦、生活場所の変化
様々な変化があると思います。
現在はこうした変化に対して、人は柔軟に対応していくことが求められています。
今回はそんな変化に対してどう向き合うか、どう受け入れることが必要か説いている書籍を紹介していきます。
本の紹介
「チーズはどこへ消えた?」はスペンサー・ジョンソンが著書の書籍です。
この本は変化と適応をテーマに描かれています。
チーズはどこへ消えた?/扶桑社/スペンサー・ジョンソン | ||||
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マンガでわかるチーズはどこへ消えた?/扶桑社/スペンサー・ジョンソン | ||||
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迷路の中に暮らしている2匹のネズミ(スニッフ、スカリー)と2人の小人(ヘム、ホー)がチーズを探し求める物語です。
書籍の中での迷路は人生に例えられ、チーズは成功や大事なものと例えられています。
2匹のネズミと2人の小人はそれぞれ個性があります。
スニッフは自分の鼻(特技)を生かしチーズを探します。
スカリーは迷いなく無我夢中に突き進みチーズを探します。
ヘムは過去の経験から得た教訓と思考に囚われチーズを探します。
ホーは過去の経験から得た教訓と思考に囚われていたが変化に打ち勝ちチーズを探します。
それぞれの個性は変化に対する適応の仕方として書かれています。
変化に対する心構え4選
この書籍では変化に対する具体的な心構えを示しています。
その心構え4つ紹介します。
1.変化は起きるそして受け入れる
これは当たり前の話ですがどんな状況にも変化は起きます。
昔買っていたものが今では1.5倍の値段になっていたり、テクノロジーが飛躍していたりします。
しかし、当たり前といえどもその変化に対して鈍感もしくは見て見ぬふりをしている人がいます。
そして、この変化に対して受け入れることができず、自分の現状に不満を口にするだけの人も一部存在します。
こうした変化が起きることを受け入れなければなりません。
現状を理解しその変化に対応しなければなりません。
書籍の中ではヘムは現状を受け入れることができずありもしないチーズをその場で求めるだけとなっています。
2.変化を予期しよう
変化は急に起きるわけではありません。
コロナの時代は少しずつ感染が増えていき最終的に世界規模となっています。
感染自体は起きているのにその変化の種から予期していないことから急な変化が起きたと感じた人も多くはないと思います。
まさか世界規模になるなんて…私が感染するなんて…こう思った人もいると思います。
そのため、今後に起きる変化の種を予期して備えていくことが大事です。
書籍ではスニッフとスカリーはチーズがなくなること(変化)を予期し次なるチーズを探す準備をしています。
3.変化に素早く適応しよう
変化を予期し受け入れることができた場合、次はその変化に対して適応することです。
変化は適応できないものじゃありません。現在では老後4000万円問題というものが日本では問題視されています。
少し前までは老後2000万円でしたが現在では4000万円まで膨れ上がっています。
しかし、若いうちから資金の準備をすることで老後に困ることもなくなると思います。
具体的には積立NISAや副業などを始める人が増えています。
書籍ではスニッフとスカリーはチーズがなくなるとすぐに次のチーズを探すために迷路に突き進んでいきます。
4.変化を楽しもう
変化に適応することはとても勇気がいります。
失敗したらどうしよう…
適応したところで何も変わらなかったらどうしよう…
このまま待てば現状が変わるはず…
こうした思いが適応することを邪魔します。
しかし、動かなければ成功することもありません。
物事は主体的に動いて成功する可能性が見いだせます。
書籍ではヘムは変化することを恐れ、迷路へ動こうとしません。そして、常に自分の状況を人のせいにしてしまいます。
まとめ
「チーズはどこへ消えた?」は変化を恐れずに適応し、楽しむことを説いています。
成功したいと願う人も自分を買いたいと思う人も変化を予期しその変化を受け入れ適応することが大切です。
この書籍ではコロナのような大きな変化だけでなくとも自分の中にある身近な変化を変えることへの勇気づける作品となっています。
気になった人はぜひ購入して読んでみてください。
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