【みんな人生の経営者】
日常は経営であふれています。
仕事をしている人に限らず恋愛、勉強、家庭、人間関係あらゆる物事が経営でできています。
ここでの経営とは企業経営やお金儲けとは別に経営概念そのものを変化させる一冊です。
書籍紹介
世界は経営でできている/講談社/岩尾俊兵 | ||||
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自分が経営していると思いますか?
結論多くの人は広義の意味で経営をしています。
しかし、誰もが経営をしていることに気づいていません。
本書が主張する内容は
①誰しもが人生を経営しているのにそれに気づく人が少ない。
②誤った経営概念によって人生に不条理と不合理をもたらされ続ける。
③誰もが本来の経営概念に立ち返らないと個人も社会も豊かになれない。
固定化された経営概念を覆すことができれば、豊かになることができる。
人生は経営でできている
- 貧乏は経営でできている
貧乏は誰にでも忍び寄ってきます。
どんな人でもお金、時間、知識、信頼の収支のバランスを崩すことで貧乏から抜け出せなくなってしまいます。
貧困は社会問題だが、貧乏は個々人の問題として経営し解消できることがあります。
- 家庭は経営でできている
夫婦喧嘩、親子喧嘩、兄弟喧嘩と家族間の問題は相互理解の欠如によって発生する
血のつながりがあるからこそ価値観の押し付け合いが問題を引き起こしているのです。
幸せな家庭は経営によって作り出すことができます。
- 恋愛は経営でできている
恋愛はいつでも悲劇的な結果に終わる喜劇。
実らなかった恋愛は
常に目的に対して過大な手段の罠:ストーカーまがいのプレゼントや無理矢理見繕った趣味など
目的と手段の転倒の罠:理想の恋人関係ができたとしてもその結果が原因で別れるきっかけになってしまう。
短期志向と近視眼の罠:婚期を鵜吞みにして焦ってしまい、好きでもない相手と交際し先が見えずに別れてしまう。
- 勉強は経営でできている
注意喚起におけるグレンシャムの法則。
教科書の重要箇所を蛍光ペンで強調することで強調していない部分を見つけるのが難しくなってしまっては本末転倒です。
勉強した気になってはしまい記憶をつかさどる海馬が働かなくなってしまう。
- 就活は経営でできている
ほとんどの就活生は見繕った自分を演じている。
しかし就活生が考えなければいけないのは自分の人生の究極の目的が何なのかを考える必要がある。
ただお金を稼ぐためではなく、身につけたいスキルなどを考えた終活が必要です。
まとめ
- 貧乏を個々人でも解決すべき
- 価値観の押し付けあった家庭は経営によって解決する
- 三つの罠にはまらない
- 本質がわからなくならないようにしなくてはならない
- 人生の究極の目的を考える
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