「嫌われる勇気」アドラー心理学で重要なこと5選!

書籍

こんにちは。皆さんは心理学を使ったことはありませんか?

例えば、不安や恐怖を感じるような場所であった人に対して恋愛感情を抱きやすくなる吊り橋効果

漫画やアニメでは素行の悪い人が猫を助けることで好感度が上がるなどがあります。
(少し古い表現かもしれません…笑)

こうした身近にある心理学の中には3大巨頭がいます。

ジークムント・フロイト(左)、カール・グスタフ・ユング(中央)、アルフレッド・アドラー(右)

今日紹介するのは心理学の3大巨頭の1人とされるアルフレッド・アドラーが考える心理学です。

アルフレッド・アドラーの考える心理学は人は今日からでも変われるという未来志向の心理学です。

時代の一歩先の心理学を読むことができる一冊を紹介します。

本の紹介

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラ-」の教え/ダイヤモンド社/岸見一郎
by カエレバ

2013年に発行され、世界で約485万部も愛読されている書籍となっています。

大事だと思う内容をピックアップしていきます。

世界はシンプルで今日からでも人は変われる

世界はシンプル?今日からでも人は変われる?

いきなり何言ってんだと思いますよね

世界はシンプルというのはそのままの意味で大人になるにつれて様々な事柄が絡み合い自分視点で世界を複雑にしています。

人は物事を主観的に見てしまいます。その主観的な見方には自分を落とし込めるような被害妄想やなどが含められています。

しかし、実際は被害妄想など起きていないことなどがあります。

主観的に悲観として捉えれば世界は複雑かつ嫌悪を覚える世界となってしまいます。

逆に悲観的に捉えずありのままの見方をすることでシンプルな世界が開かれていきます。

人が変われるということは次のことと合わせて話します。

原因論と目的論

アドラー心理学は物事を目的論で考えます。

まずは原因論と目的論について説明します。

原因論

原因論は過去の出来事が現在の状態を生んでいるという考え方です。

例えば過去に友人に裏切られたことが原因で現在は友達を信用せず、友人を作らない。

一部理にかなっているように感じますが裏切られることの大小に限らず友人を信用する人もいます。

原因を理由に現在の状態に理由をつけることが原因論です。

目的論

目的論は目的を達するために手段として現在の状態を作り出しているという考えです。

先ほどの例を使うと

友人を作らないという目的を達成するために裏切られるという不安の感情を引き出しているのということです。

なかなか難しい考え方だと思います。

目的を達成するために感情や行動を起こすということです。

人は変われる

この目的論を元に考えていくと人は変わらないという目的を達するために感情や行動を起こしています。

基本的に変わることに関しては勇気がいります。元々の生き方をその日から変えることもそうですし、勉強をしてこなかった状態から勉強をするなど困難だらけです。

また、保険を掛けることもできなくなります。

「自分は勉強をすればすぐ成績を上げることができる」
「俺が本気を出せばこんなのすぐに終わらせれる」

変わらないという目的を達成していれば、やれば必ず結果が出るという理想を常に持ち続けることができます。

こうした意味で人は変わらないという選択しています。

逆に言えば、変わる勇気さえあれば人はいつでも変わることができるということです。

すべての悩みは対人関係の悩み

人は劣等感を感じます。

私自身劣等感を感じることが多いです。

「もう少し身長があれば…」
「頭が良ければ…」

こうした感情は誰にでもあると思います。

アドラー心理学では悩みをすべて対人が関係しているとしています。

これには劣等感を感じる原理に関係しています。

劣等感は他者との比較から感じる感情だからです。

自分より優れている人がいるから劣等感を感じる。

ほかの悩みでもそうです。ほかの例に関してはこの後に説明します。

しかし、劣等感を感じることは悪いことではありません。劣等感は捉え方によっては向上心につながり自己成長するための糧となります。

アドラー心理学では劣等感ではなく劣等コンプレックスを危険視しています。

劣等コンプレックスは劣等感を出来事の言い訳に使い始める状態です。

こうした考え方は原因論につながってしまうのです。

承認欲求を求めない

承認欲求は他者から褒められたり、認められたりすることです。

これは多くの人が求めるものだと思います。人の大きな原動力となっています。

しかし、これはとても危険なものとアドラーは考えています。

例えば、何か他者に対して良いことをしたとしても他者から感謝を貰えなかったり、怒られたりした場合はどうでしょうか?

せっかくやってあげたのに…
なんでそんなこと言われなきゃいけないんだよ…

などと思うはずです。

物事に対価を求めてしまうことで対価がなかった場合人は怒りをあらわにしてしまいます。

他者の期待を満たすために生きていることは自分のために生きることができず、他者の人生を生きることになります。

課題の分離

では具体的に承認欲求を求めないためにどうしたらいいか

それは課題の分離です。

課題の分離で最も必要なことは「自分の課題か」「他人の課題か」考えることです。

例えば、仕事に対して怠慢な人に仕事をやるように強要することは自分の課題ではありません。

その人が仕事をするかどうかはその人の課題であってコントロールすることはできません。

コントロールしようとすると大変な労力であり、思い通りにならず悩みの種となってしまいます。

これも対人関係による悩みです。

課題の見極め方はその選択によって誰に結果をもたらすかということです。

課題を分離することで自分のやらなければいけないことに集中することができより豊かな生活を送ることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

アドラー心理学の一部ですが現在の皆さんに対して当てはまる部分もある悩みもあり、逆に無意識的にやっていたアドラー心理学をやってる人もいたかもしれません。

自分のための生き方を目指すためにもこの書籍を手に取ってみてはいかがでしょうか?

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