「アウトプット大全」本当のアウトプットを知って知識を自分のものに

書籍

皆さんは学生時代にこんなことを思ったことはないだろうか?

先生は自分の専門科目とはいえ、授業中に教科書の内容を確認せずに私たちに教えることができるなと…

少なからず授業の前に下準備をしていることはあると思うが、急な質疑に対しても柔軟に対応していると思うと下準備だけではなくしっかりと自分の知識として身についているものだと尊敬する部分しかない。

自分の知識として身に着ける秘訣があるのではと私は考え、色々考えているうちにある一冊の書籍と出会ったので今回はその書籍について紹介と簡単なまとめを書いていこうと思います。

書籍紹介

本のタイトルは

アウトプット大全~学びを結果に変える~

学びを結果に変えるアウトプット大全/サンクチュアリ出版/樺沢紫苑
by カエレバ

この本は2018年に出版されていますが現在もアウトプットのバイブルとして読まれている本です。

大事な内容を少しピックアップしていきます。

そもそもアウトプットとは?

アウトプットの対照表現としてインプットがあります。

インプットは入力のことでいわゆる「読む」「聞く」などの学習です。
→脳に必要な知識を入れて蓄えるものです。

アウトプットは出力のことで「話す」「書く」「行動」などのことです。
→脳に蓄えて知識を外に出し使うことです。

知識を使っていくことを作者はアウトプットと定義しています。

なぜアウトプットが重要なのか

ではアウトプットが重要とされるのかその理由は

記憶の定着を促すためです。

記憶には意味記憶と運動性記憶があります。

意味記憶は暗記のことで覚えが悪く忘れやすいという特徴を持ちます。

逆に運動性記憶は記入したり、声に出したりという行動をすることで記憶するため記憶に残りやすく忘れにくい特徴があります。

アウトプットをすることで学習を円滑に進め、真の意味で知識が身につくことができるのです。

アウトプットの基本法則

ではアウトプットをするうえで必要な基本法則を紹介します。

これを頭に入れるだけでアウトプットのがしやすくなります。

2週間に3回使った情報は長期記憶される

基本的に人間の脳は重要な情報ほど長期記憶として残ります。

そのため、2週間のうちに3回以上使う情報は重要と判断され、長期記憶されます。

例えば好きな相手との会話の内容は結構覚えていたりするのにどうでもいい相手に対しての会話は覚えていないときが多いなんてことはありませんか?

やはり好きな相手との会話は何回も思い出したり、友達に話したりして使うことが多いです。

だから脳は重要な記憶と判断し忘れることが少なくなります。

また、いやな出来事も何度も思い出し情報として使うため忘れることができないのです。

覚えたい知識をインプットしたら何度も使い重要な情報として長期記憶させることが大切です。

先生たちも授業で使うため長期記憶され、私たちに教えていたということだと思います。

アウトプットとインプットのサイクル「成長の螺旋階段」

アウトプットをした後に次のインプットをしなければ自己成長がなくなってしまいます。

反復することで知識の財産を蓄えることができます。

インプットだけでは知識は身につかず、アウトプットだけではインプット不足になってしまいます。

こうしたことを防ぐためにも常にアウトプットとインプットの繰り返しが重要となります。

黄金比は3:7

ではインプットとアウトプットの両方重要と分かったけどどのくらいの割合で行えばいいの?と思いますよね?

正直10割インプットしたら10割アウトプットするのが理想かもしれませんがそんなことしたら時間がいくつあっても足りません!!

結論アウトプット7:インプット3が黄金比とされています。

これは論文の結果に基づいて出されているため3割インプットしたら7割アウトプットをすることをお勧めします。

具体的には1時間学習時間があるとしたら約20分間インプットをし残りの時間をアウトプットします。

なるべくインプットの2倍アウトプットを行うように意識しましょう。

アウトプットの結果を見直す

アウトプットをがむしゃらに行うことで成長を見込めますが更なる成長を促すためにはフィードバックを行う必要があります。

フィードバックはアウトプットで得られた結果(テストなど)を振り返る必要があります。

どの部分が知識として身についていないのかや見直し改善していくことでより良いインプットにつながり結果としてより良いアウトプットにつながります。

そのため、フィードバックが重要となります。

インプット・アウトプットの具体的な方法

まずはインプットとアウトプットの時間を決め集中して取り組むことが必要があります。

ポドローモタイマー

正しい使い方と違いますがポドローモタイマーの活用がいいかもしれません。

ポドローモタイマーは25分勉強し5分休憩を繰り返し集中力を継続させる方法です。

人の集中力は案外短いものです。

勉強時間を引き延ばしてしまうと後半に集中力のない状態でやることになり効率が下がってしまいます。

そのために勉強時間と休憩時間をセットで組み込み長い時間集中できるようにするのです。

これを3:7の黄金比を用いてタイマー設定を行うことがいいと考えられます。

アウトプットの方法

アウトプットは誰かに教える、ブログを書くなどが挙げられます。

両方とも身につけた知識をわかりやすく教える(書く)ことでインプットした知識を自分なりの言葉でアウトプットすることでより身につくと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

アウトプット大全には具体的なアウトプットの方法や技術などが記されています。

自分の知識を増やしていきたい人はこの本を手に取ってぜひ読んでみてください!

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