【将来のお金の不安を解消する】
将来自分にお金がいくら必要なのか、子供ができたときにいくら必要になってくるのか
細かく把握したくても物価の高騰や増税などでいくら必要になるかわかりません。
しかし、将来のために備える方法やお金の知識を得ることで賢い選択をすることができます。
ファイナンシャルリテラシーを高めるための一冊。
書籍紹介
20代で知っておきたいお金のこと/KADOKAWA/岡村聡 | ||||
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5000万円
この数字は2011年時点で20代が親世代(60代)と比較したときにお金に背負っているハンデです。
お金持ちになれなくてもいいから人並みの生活を送りたいという人も少なくないと思います。
しかし、実質賃金に対する物価上昇が釣り合わず親世代がしている普通の生活が当たり前ではなくなってしまっています。
結婚したいけどお金が…
子供が欲しいけどお金…
お金が原因でやりたいことができない、普通の暮らしができない。
これを解決するためにお金に関する知識を高める必要があります。
この知識は早く知っていれば知っているだけ得しますが、年齢を重ねているから始めないということにはなりません。
お金の知識を身につけ自分のやりたいこと叶えたいことをしましょう。
お金センスを高める
- お金の奴隷にならず使いこなそう
お金の奴隷とは目的もなく節約をしている人、お金に振り回されている人のことです。
投資などのお金に働かせることでお金を増やしていくなどのお金を奴隷のように使いこなすことが大切です。
- 収入が増えてもお金は貯まらない
収入が増えるとそれに伴って支出も増えます。(パーキンソンの法則)
これを脱却するには2つの方法があります。
1.収入の10%を先取り貯金し残りで生活する
2.目的を決めて貯金を行う
人間誘惑に弱い生き物です。しかし、具体的な目標、プランを立てることで支出を抑えるきっかけにつながります。
- 金額に応じて、判断に使う時間を決める
小さな金額を節約するために多くの労力を割いてしまうと節約疲れして大きな金額を損することにつながります。
金額に応じて悩む時間を決めておくことで節約疲れを防ぎ、ストレスフリーにしてくれます。
逆に大きい金額の買い物にはしっかり時間をかけることが大切です。
具体的なお金の決断にかける時間
1,000円未満→1分以内
10,000円未満→10分以内
100,000円未満→1時間以内
1,000,000円→1日以内
10,000,000円→1か月以内
100,000,000円→半年以内
貯金のルール
- 20代ならまず100万円
貯金とはお金が普段より必要になる、不測の事態に備えるためのものです。
20代の中央値は100万円。この数字は20歳から貯金を始めて毎月約8500円貯めるだけで10年間で達成できます。
正直もっと貯金する余裕もあると思います。中には2,3年で達成できなくないと思います。
また、30代までに貯金する習慣を身につけることができないとほとんどの人が一生貯金できないと言われています。
- 理想の家計プロポーションを目指そう
20代を機に一人暮らしを始める人は多いと思います。生活費にいくら必要でいくら余るのかある程度の目安を知っておくことは重要です。
必要な家計の支出は以下の%が理想とされています。
固定費30%(家賃、保険料)
変動費30%(食費、光熱費)
教育、自己投資20%
貯金20%
収入を100%としてこの割合に収めることが家計の理想とされています。
- 固定費の3大コストを減らす
固定費の3大コストは住宅、保険、車です。
住宅は収入の2割程度に抑えることが家計を圧迫しない秘訣です。
保険は特に生命保険を考える必要があります。
生命保険は稼ぎ手が亡くなってしまい、残された家族が経済的に困る場合に加入すべき保険です。
独身の人が加入しても特にメリットがないのです。
車は使用頻度、維持費、車本体の価格を吟味して考える必要がある。
無駄に大きい車などは固定費を増やすことにつながってしまいます。
まとめ
- 目的をもってお金を貯めよう。
- パーキンソンの法則に注意
- 金額に応じた決断時間を
- 家計のプロポーションを意識しよう。
20代で知っておきたいお金のこと/KADOKAWA/岡村聡 | ||||
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