【より少なくしかしより良くを追求する思考】
誰しも1日は24時間と限られています。
そして、体力、気力、集中力にも限りがあります。
そんな状態の中全てをこなすことはできません。
エッセンシャル思考はすべてこなすための効率的な方法ではなく、重要なことに専念するための思考です。
99%の無駄を捨て、1%に集中するための一冊。
書籍紹介
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする/かんき出版/グレッグ・マキュ-ン | ||||
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エッセンシャル思考はより少なくしかし、より良くを追求する思考法です。
この思考必要なものは選択、ノイズ、トレードオフです。
選択:すべてを引き受けて中東半端にならないように選んで行動すること。
見極める技術を身につけ絞り、省く。
選択肢を増やすことよりも選ぶ力が必要。
ノイズ:成果の80%は20%の努力に起因するという80:20のパレートの法則があります。
万物の大半はほとんど価値がなく、ほとんど成果を生まない。少数のものは役立ち影響力を持つ。
トレードオフ:何かを選択した場合、何かを捨てることになります。
しかし、何を諦めるかと考えるのでなく、何に全力を注いでいくのかを考えることが大切です。
この3つを基本に見極め、捨て、仕組み化することでエッセンシャル思考が出来上がります。
見極める技術
- じっくり考える時間を作る
考える時間がなければ情報を整理し選択することはできません。
非エッセンシャル思考の人は何もせず考える時間を作りません。
日、週、年の中で考える時間を作る。例えば毎週月曜は30分スマホから離れ紙に自分の考えをおこすことで情報を整理し選択することにつながります。
- 情報の本質をつかむ
情報を多く集めることで多くのことを得ることができます。
しかし、情報過多となって整理がつかなくなってしまっては本末転倒です。
そのため、多くの情報をもとに要約し、簡潔にまとめ得ることが大切です。
- 厳しい基準を決める
エッセンシャル思考ではすべてを引き受けるのではなく、選択し絞ることが重要です。
絶対に引き受けたいと思えないならば断わるといういわば90点ルールを設けます。
最重要基準を設け素早く選択し、見極めることで時間をより効率的に使うことができます。
捨てる技術
- 最終系を明確にする
多くの人は目的があると思います。しかし、その目的や戦略が完全に明確な人は少ないと思います。
目的が明確でなければ目的達成に対するアプローチ方法がぶれてしまうことにつながってしまいます。
何が必要で何が不用か考えるためにも自分の目的を完全に明確にしておきましょう。
- 過去の損失を切り捨てる
サンクコストバイアスというお金や時間を支払ってしまったという理由だけで損な状態を維持し続ける心理的バイアスがあります。
投資コストが増えれば増えるほど抜け出すことが難しくなってしまいます。
- 線引きを決める
自分の時間を守るために境界線を引くことが重要となります。
境界線を引かず、全てにイエスと答えないためにもしっかりとした境界線を引きましょう。
仕組み化の技術
- 小さな一歩を積み重ねる
大きな成果を得るためには完璧を目指さすことをしてはいけません。
60%でも終わらせることでコツコツ成果を上げていくことが大切です。
また、取り組むときも早く小さく始めることで進歩を積み重ねることができます。
- 行動を無意識化する
アスリートの多くは試合前にルーティンをこなします。
決まった動きをすることで心を切り替え集中するために行うものです。
エッセンシャル思考でもルーティンを利用して生活リズムを作り、よけいな行動をしないように絞ることが可能です。
- 今何が重要かを考える
過去や未来に囚われてしまうとエッセンシャル思考をすることはできません。
常に今何が必要で何が重要かを考えて行動することを第一優先にすることで無駄な行動を省くことができます。
まとめ
- エッセンシャル思考は選択し、無駄を省き、行動すること
- より少なく、しかしより良く
- 今、何が重要かを常に考える
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする/かんき出版/グレッグ・マキュ-ン | ||||
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