【アドラーの教えで幸せになる勇気を手に入れる】
アドラー心理学は時代を100年先行したといわれる心理学でアルフレット・アドラーが提唱しました。
前作「嫌われる勇気」では目的論、課題の分離、共同体感覚の大きく三つの教え
目的論:人の現在や行動は過去の結果からではなく、目的を達成するために手段として用いている。
課題の分離:誰の課題か?という観点から自分の課題か他者の課題を切り分けて考え、コントロールできない課題に関しては解決しようと思わない。
共同体感覚:他者貢献を通して自分の居場所を作る。他者からの承認欲求を求めない。
示された幸福への道を具体的にどう実践していけばいいのか?
アドラーがたどり着いた結論、人生最大の選択を対話形式で示す幸せになるための一冊。
書籍紹介
幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラ-」の教え2/ダイヤモンド社/岸見一郎 | ||||
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幸福を目指して生きているのになぜ幸福な人間は少ないのでしょうか?
幸福の定義は人によって様々です。
多くの金銭を持つこと、仕事で成功すること、家庭を持つこと、夢を叶えることなどなどです。
アドラー心理学では新しい幸福感を得ることができます。
どうすれば人は幸せになれるのか。
人生の選択、自立、愛様々な対話通して幸せになる勇気を手に入れる。
アドラーの具体的な6つの教え
- 教育の目標は自立
自立とは自分自身で選択し、自分自身の人生を歩むためのものです。
教育で多くの人は教え他者の課題を達成させるいわゆる介入を行います。
しかし、アドラーの教育は自立に向けた援助をすることを目標としています。
- 尊敬=ありのままにその人を見る
自立を援助するためには人間としての尊敬をすることが必要です。
その人がその人らしく成長発展していけるように気をつかうことことが大切です。
- 他者の関心ごとに関心を寄せよ
アドラーは共同体感覚=social interest(社会への関心)と訳しました。
尊敬するために他者の目で見て、他者の耳で聞き、他者の心で感じることが尊敬→自立への支援につながります。
- 悪いあの人、かわいそうなわたし
カウンセリングでは人の心を三角柱で表します。
三角柱は最大で2面しか見えません。その2面には「悪いあの人」「かわいそうなわたし」が書かれ、多くの相談事としてこの2面しか語りません。これでは話を聞くだけで本質的な解決はできません。
しかし、見えていない面は本質を解決するための「これからどうするか」が書かれています。
この見えていない面を語ってもらうことで自立することができるようになります。
- 叱ってはいけない、ほめてはいけない
賞罰によって5段階の問題行動を助長することになります。
称賛の要求→注目喚起→権力争い→復習→無能の照明
承認欲求を満たすため、かまってもらうために最初は善良な行動をしますが後々悪意ある行動に変わるのです。
- 人生のタスク(仕事、交友、愛)
仕事:人はひとりでは生きていけません。分業という形で相手を信じ、共同体感覚を養っていかなくてはいけません。
交友:自らが先に信じることが大切です。汝隣人を愛せよではなく、汝の隣人を汝自らの如く愛せよ。
愛:愛とは2人で成し遂げる課題としてます。多くの人は愛される技術を身につけようとしますが愛する技術を身につけようとしている人は少ないです。
パートナーへの貢献感を互いに満たすことをすることが大切です。
まとめ
- 自らで選択し、自らで歩んでいく自立する。
- 相手を尊敬し、他者の関心に関心を寄せる。
- 。問題に対して「これからどうするか」考えることが必要。
- 賞罰による5段階の問題行動を助長しない。
- 人生のタスクを達成する。
幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラ-」の教え2/ダイヤモンド社/岸見一郎 | ||||
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