「きみのお金は誰のため」お金と社会の仕組みの本質に迫る

書籍

【みんなを本質的な社会の仕組みの理解とお金という幻想から目を覚ます】

社会の仕組みは大昔に比べて変化しています。

物と物を交換する物々交換から貨幣の普及から物の価値と同等のお金を交換するように変化しました。

こうした社会の変化に対して多くの人が適応してきましたが

社会の仕組み、お金の教養という部分では多くの人が勉強不足、理解不足だと思います。

そんなお金の謎、社会の仕組みを一瞬で理解することのできる一冊。

書籍紹介

きみのお金は誰のため ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」/東洋経済新報社/田内学
by カエレバ

お金が持つ力はとても大きいです。

社会の仕組みを作り、経済を回せています。

しかし、お金の謎を理解せずにお金に囚われてしまってはいけません。

そんなお金の謎、社会の謎、格差の謎に迫り物語形式でわかりやすく説明しているのが

「君のお金は誰のため」です。

お金の謎、社会の謎、格差の謎の一部をご紹介します。

お金の謎

  • お金自体には価値がない

社会は税を導入することによって税金を納めるため、お金を人々が必要とするようになります。
集めた税金を政府が事業や人々の支援に使うことによってお金が循環します。
この循環によって困っている人が支援を受けるため、支援するための支えあう社会が実現しています。

こうした結果個人ではお金の価値が生まれましたが、お金自体が何かを生み出しているわけではないため社会全体では価値がないのです。

  • お金で解決できる問題はない

問題を解決しているのはお金自体ではなく、お金を受け取った人々が解決をしています。
無数の労働が商品を生産し経済を発展しています。

また、お金の本来の力は選ぶ力にあります。
自分が抱える問題を解決してくれる人を選ぶことができるのがお金の力です。

  • みんなでお金をためても意味がない

個人でのお金は増減するかもしれません。社会全体で見渡すとお金は人から人へ(個人から会社へ)移動しているだけで全体の総量は変化していないのです。
そのため、個人個人がお金を貯めても全体の貧困問題を解決にはつながらないのです。

日本には年金問題があります。多くの高齢者を少ない若者で支える構図が有名だと思います。
しかし、年金問題を解決するには徴収量を増やすのではなく、少子化を食い止める方法や生産効率を上げる必要があるのです。

社会、格差の謎

  • 未来には贈与しかできない

日本は多くの借金を抱えています。しかし、この借金は日本内での借金の場合上記の通り社会全体でのお金の総量は変わりません。

日本がより豊かになるためには海外に価値を提供し、海外のお金を日本が大量に持つことです。
日本国内でお金を回すのではなく海外から回ってくる仕組みを作るのが大切です。

  • 退治する悪党は存在しない

格差にはお金の格差、暮らしの格差を分けて考えなくてはいけません。

暮らしの格差=お金持ちと庶民が使っているもの、情報の違いです。
スマートフォンやテレビ、SNSなど質は違えども使っているもの自体は一緒です。

お金の格差=その名の通り金銭の格差です。
この格差はない方が好ましいが、暮らしの格差に比べては問題にならないのです。

格差のない豊かな生活を提供する人々が結果的にお金持ちになっています。
ネット通販のAmazon、SNSのInstagramなど多くの人が利用していると思いますが提供した結果創業者がお金持ちになっています。

お金持ちにとっての投資はお金儲けというより未来への提案なのです。

まとめ

  • お金は何も生み出さない。
  • お金で問題を解決するのでなく、問題を解決してくれる人を選ぶ。
  • お金を貯めても社会全体の総量は変わらない。
  • 海外からお金が回ってくる仕組みを作る。
  • お金の暮らしより暮らしの格差を縮める。
きみのお金は誰のため ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」/東洋経済新報社/田内学
by カエレバ

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