【ストレスをなくし本当の人付き合いを】
いい人って聞くと優しい、気配りができる、優先にしてくれるなど相手のことを常に考えている人だと思います。
しかし、いい人は良く言えば自分の気持ちを表に出さず常に人に嫌われないように生きているとも受け取ることができます。
また、いい人は利用されるだけ利用されてしまう人生を歩む可能性があります。
- 人から嫌われるのが怖い
- つい愛想笑いしてしまう
- 誘いを断れない
上記のようなことが当てはまる人はもれなくいい人だと思います。
そんないい人から脱却し自分の人生を歩むための一冊。
書籍紹介
「いい人」をやめれば人生はうまくいく/日本実業出版社/午堂登紀雄 | ||||
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「嫌われないように」と自分を偽って周りと接している時はありませんか?
自由奔放に振る舞いわがままに過ごせというわけではありません。
自己を限界まで押し殺し悪い意味でいい人を演じてしまう。
確かに周りから嫌われることはないかもしれませんが自分の人生を追い詰め、損な生き方になってしまいます。
損をするいい人をやめれば他人に自分の感情を揺さぶられることが減り、幸福な人生を歩むことができます。
いい人をやめるためのステップとして人間関係、対話、常識、お金、恋愛、再生産に分けられています。
やめることでのメリット、やめられないことでの末路を比較しています。
簡単にやめられるような内容ばかりで今日にでも実践できる本になっています。
いい人をやめる6ステップ
人間関係
- 嫌われることを恐れるのをやめる
気を使いすぎて疲労が溜まる/無駄なストレスがかからない。
どうしても考えてしまうという人は嫌われて困ることを具体的に考えてみるといいです。
大体は嫌われて人生が変わるほど困ることはないはずです。
- 一人ぼっちを恐れるのをやめる
価値観の合わない人といやいや付き合う/自分の判断で生きていける
一人でいるところをみられるのを多くの人が嫌います。友達がいない寂しいやつとレッテルを張られると考えるからです。
しかし、大半は自分の思い込みによってもたらされるものです。
- 一人では生きていけないと思うのをやめる
必要以上に嫌われることを恐れる/素の自分をさらけ出せる。
現代は誰かと行動しなくても衣・住・食全てをこなすことが可能です。
最悪1人でも大丈夫という思いを持てることで嫌われる恐怖感を緩和できます。
対話
- 自分を犠牲にするのをやめる
自分に不利な状況に追いやられる/自力で問題を解決できる。
自分を押し殺してまで相手の機嫌をとることを選んでしまうのは精神が自立できていない表れです。
自分にとって必要、不必要か判断し対立を恐れない姿勢が自分らしく生きるための基盤となります。
- 断れないをやめる
気を使って時間やお金を失う/自分の時間やお金を大切に使える。
気乗りしない食事の誘いは時間を浪費するだけでなくお金も浪費することになります。
日ごろから断りの鉄板フレーズを用意しとくことで断れない状況を回避することができます。
- 本音を隠すのをやめる
敵もいないが、味方もいない/敵も作るが信頼できる味方ができる。
本音を隠すことで信頼されにくい状況を作りやすくなってしまいます。
自分の本音を言えれば反対意見を持つ敵を作りますが、信頼され味方を作ることができます。
常識
- 世間体を気にするのをやめる
窮屈になる、不幸になる/らくに生きられる。
世間体は実際に存在しない他人からこう思われたらどうしようという自分の中の思い込みから生まれるものです。
世間体から解放されるには恥ずかしさ不感症になることです。
ルールを守るのをやめる
受け身で自分で問題解決できない/不安から正面から向き合い、自分で解決策を考えられる。
ルールに従うということは常に受け身の姿勢でいます。
ルールを破り悪さをするのではなくルールの中から自己の問題を解決する能力を身につける必要があります。
- 自分の正義を押し付けるのをやめる
自分も周囲も社会も息苦しくなる/多様性を認め、イライラしなくなる。
自分の価値観を相手に押し付けることは正しいことであっても周囲から厄介に感じます。
また周囲の正義を理解することで周りを認め、イライラすることも減ります。
お金
- 過小評価をやめる
自分を安売りしてしまう/お金、信頼、チャンスを手に入れる。
自分の正当な価値を提示できないと安く買われてしまうことがあります。
お金を稼ぐことは価値との交渉です。
- 他人との比較をやめる
他人に嫉妬する/自信を持つことができる。
他人と比較することで対抗心が生まれ常に探求心に悩まされます。
上には上がいるため、劣等感を突き付けられて落ち込むことになります。
恋愛
- 相手に合わせるのをやめる
尽くし、服従してしまう/経済的にも精神的にも自立できる。
相手に捨てられるのを恐れると相手が優位な立場になり、相手に見下されてしまいます。
複数の選択肢を持ち自由に選べるようにしておくことが大切です。
- 無理な関係維持をやめる
合わない相手ともずるずる付き合う/修羅場で関係を切り、新しい活路を切り開く
年月が経てば経つほど関係は断ち切りにくなるものです。
しかし、ずるずる関係を維持しても時間を無駄にしてしまうだけです。
判断基準を決め、関係の構築を図るといいでしょう。
再生産
- いい人の再生産をやめる
いい人の価値観を子どもに押し付ける/自己が確立したこどもになる。
いい人は幼少期や思春期の環境によって基本的な人格がされます。
愛情を注ぎ、自己肯定感を高めることでいい人の再生産を止めることにつながります。
まとめ
- 嫌われるのを恐れない
- 自分の本音で語る
- 感情を隠さない
- はっきり断る
- 自分を過小評価しない
「いい人」をやめれば人生はうまくいく/日本実業出版社/午堂登紀雄 | ||||
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