【人生のラットレースから抜け出してほんとうのお金持ちに】
作者ロバート・キヨサキ氏が尊敬する二人の父が考えるお金に関する哲学から得られた知見をもとに作られた著書。
お金に困らないためにもお金とは何か学べる一冊。
書籍紹介
金持ち父さん貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 改訂版/筑摩書房/ロバ-ト・T.キヨサキ | ||||
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ロバート・キヨサキ氏が2013年に書き400万部以上売られています。
一度は呼んだ方がいいお金の教科書としても愛読されています。
作者は幼いころに二人の父から育ちました。
1人は高い教育を受け、大学に行き、収入の多い職業に就いた。
もう一方は、ハイスクールすら卒業していない。
どちらが金持ち父さんで貧乏父さんかというと
後者のハイスクールしか卒業していない方です。
金持ち父さんは高度な教育を受けていないものもお金を本質的に理解し、お金に困ることなく多くの資産を残しました。
貧乏父さんは高度な教育を受けたものの、お金に振り回され最終的に未払いの請求書が残りました。
一見高度な教育を受けていた方が成功すると思いますが、お金の本質を理解しないと真の意味でのお金持ちにはなれないのです。
実際にお金の本質を理解して、お金持ちになったロバート・キヨサキ氏が書いた書籍です。
金持ち父さんの教え
金持ち父さんから実際に教わったお金の本質、お金持ちの考え方をいくつか紹介していきます。
1.ラットレースから抜け出す
多くの人が仕事に就きお金をもらっています。
お金をもらうために働いてると思います。
しかし、金持ち父さんの教えではお金のために働いてはいけないと言っています。
やりがいやほこりなどのために働きなさいというわけではありません。
お金を自分のために働かせることをするべきだと言っています。
なぜなら、支払いという恐怖に駆られてしまうからです。
お金を稼いでは月末の支払いにおびえるラットレースにはまってしまわないようにしなければいけません。
多くの人が収入が上がると必然的に支出も上がってしまいます。
これをパーキンソンの法則といいます。
また、金持ち父さんは仕事=長期的な問題に対する短期的な解決法にしかならないとも言っています。
そのため、お金を自分のために増やしてくれるいわばお金がお金を生んでくれる仕組みを作ることが必要です。
2.お金を学ぶ
金持ち父さんは
金持ち=資産、それ以外=負債を資産と思い込む
と著者に伝えています。
負債とは借金のことだけでなく、隠れ負債というものです。
隠れ負債に該当する者は持ち家や車のローンなどです。
持ち家や車のローンが負債に該当するのは実際に買ったときは買値の価値ですがローンを支払っている間に価格が落ち、ローンを払い終えたときは大半は下がった価値となっていしまいます。
そのため、資産とは言えないと考えているのです。
金持ち父さんは
資産=ポケットにお金を入れてくれるもの
負債=ポケットからお金を取っていくもの
と分けています。
金持ちは資産を増やし、いかに負債を減らすことでより多くの資産を築いているのです。
3.学ぶために働く
ラットレースを抜け出すためにはお金のために働いてはいけないと書き記されています。
しかし、働くことを一切しないで不労所得だけで生きていくことはほとんどの人が難しいと思います。
そんなことをした場合社会が回らなくなってしまうのも確かです。
そのため、働かなくてはいけません。この書籍では仕事の探し方として一つのアドバイスをしています。
それは「いくら稼げるか」ではなく「何を学べるか」で仕事を探すことが大切だとしています。
自分の将来を見据えて取得したいものを見定めながら仕事を探すことが将来支払い地獄のラットレースから抜け出すことにもつながります。
給料の良いところだけを当てにしてしまって学ぶこともできず未来につながることもありません。
広く学びラットレースを抜け出せるようにしなければなりません。
まとめ
- 収入を得て月末の支払いに備える人生のラットレースに陥らない
- お金のために働くのではなく、お金を働かせる
- 資産と負債の違いをしっかりと理解し、資産を増やす
- お金のために働くのではなく、学ぶために働く
金持ち父さん貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 改訂版/筑摩書房/ロバ-ト・T.キヨサキ | ||||
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